📖 基本情報
和名：ヒラメ（平目・鮃）
分類：カレイ目ヒラメ科
体長：通常40〜60cm、最大1m超
体重：通常1〜3kg、最大10kg超
寿命：約20年
特徴：左側に両目がある（カレイは右側）。「左ヒラメに右カレイ」で見分ける。鋭い歯を持つフィッシュイーター。
🐟 千葉県ヒラメ釣り完全ガイド
九十九里サーフから船釣りまで｜座布団ヒラメを狙う完全攻略法
🏖️ 九十九里サーフ
🚤 船釣り対応
🎯 座布団狙い
🔰 初心者OK
🐟 ヒラメとは
高級魚ヒラメの生態と特徴を知ろう
🏊 生態・習性
生息域：水深10〜200mの砂泥底。沿岸〜沖合に広く分布。
適水温：15〜20℃が最適。冬は浅場に接岸。
食性：小魚（イワシ・キス・アジ）、エビ、イカなど。待ち伏せ型の捕食者。
行動：砂に潜んで獲物を待ち伏せ。朝夕に活発に捕食活動。
産卵期：2〜6月。産卵後は体力回復のため荒食い。
🎯 釣りのポイント
狙うレンジ：底から50cm〜1m。ヒラメは上を見て捕食する。
好む場所：離岸流、カケアガリ、根周り、河口域。
時間帯：朝マズメ・夕マズメがゴールデンタイム。
潮：潮が動く時間帯。上げ7分・下げ3分が好機。
天候：曇りや小雨の日は日中も期待できる。
座布団ヒラメを釣るために
- 60cm以上が「座布団」：千葉では70〜80cmクラスも夢じゃない。11月〜1月が大型シーズン
- 離岸流を制する：ベイトが集まり、ヒラメも待ち伏せする一級ポイント
- 底をしっかり取る：ヒラメは底にいる。ルアーが底から離れすぎないこと
- ゆっくり誘う：ヒラメは追いかけ回さない。スローリトリーブが基本
🗺️ エリアから探す
千葉県のヒラメ釣りエリアを完全網羅
🏖️ 九十九里エリア
特徴：関東屈指のサーフヒラメの聖地。全長約60kmの砂浜海岸で本格的なサーフゲームが楽しめる。
- 片貝新堤 - サーフヒラメの超人気スポット
- 一宮海岸 - 広大なサーフポイント
- 白里海岸 - 初心者にも優しいエリア
- 飯岡海岸 - 大型実績多数
主な釣り方：サーフルアー、投げ釣り
ベストシーズン：10月〜2月
🌊 外房エリア
特徴：黒潮の影響で良型が期待できる。サーフと磯、船釣りと多彩なフィールドが魅力。
- 勝浦〜御宿サーフ - 70cmオーバー実績
- 大原港 - 船釣り好ポイント
- 岩和田海岸 - 穴場サーフ
- 鵜原海岸 - 地形変化豊富
主な釣り方：サーフルアー、船釣り
ベストシーズン：10月〜3月
🚢 銚子エリア
特徴：利根川河口と太平洋が交わる好漁場。大型ヒラメの実績が高く、船釣りも盛ん。
- 銚子マリーナ - 船釣りの拠点
- 外川港周辺 - 陸っぱり可能
- 犬吠埼 - 磯場のヒラメ
- 波崎サーフ - 広大なサーフ
主な釣り方：船釣り、サーフルアー
ベストシーズン：11月〜2月
🎯 釣り方ガイド
ヒラメを狙う多彩なメソッド
サーフルアー
中級者向け砂浜からルアーで狙う人気スタイル。ミノー・メタルジグ・ワームを使い分けて攻略。
適した場所：サーフ（砂浜）
予算：15,000円〜
泳がせ釣り
初心者OK堤防や磯から活きエサで狙う。アジやイワシを泳がせてヒラメを誘う伝統的な釣法。
適した場所：堤防、磯、漁港
予算：8,000円〜
船釣り（泳がせ）
初心者OK生きイワシを泳がせて狙う伝統的な釣法。船宿のサポートで初心者も安心。座布団ヒラメが狙える。
適した場所：各港の船宿
予算：15,000円〜/1日
船ジギング
上級者向けメタルジグで深場の大型ヒラメを狙う。アクティブな釣りを楽しみたい人向け。
適した場所：船釣り
予算：20,000円〜
📅 シーズンガイド
季節ごとの攻略ポイント
🌸 春（3〜5月）
特徴：産卵後の回復期。水温上昇と共に活性UP。4〜5月は数釣りチャンス。
おすすめエリア：九十九里、外房
☀️ 夏（6〜8月）
特徴：高水温でヒラメは深場へ移動。朝夕マズメ勝負。暑さ対策必須。
おすすめエリア：外房（深場）、船釣り
🍂 秋（9〜11月）
特徴：ベストシーズン突入！水温低下でヒラメが接岸。数・サイズ共に期待大。
おすすめエリア：九十九里、外房、銚子
❄️ 冬（12〜2月）
特徴：座布団ヒラメの最盛期！70cm超の大型が狙える。寒さ対策必須だが夢のサイズ。
おすすめエリア：九十九里、外房、銚子
🎣 ルアーセレクト
状況に合わせたルアー選びがカギ
ミノー
定番ルアー
サーフヒラメの王道。12〜14cmのフローティング・シンキングを使い分け。
12〜14cm
朝夕マズメ
定番
おすすめルアー
シマノ サイレントアサシン、DUO タイドミノー、アイマ サスケ など
メタルジグ
遠投の切り札
28〜40gで100m超の遠投が可能。日中の深場攻略に威力を発揮。
28〜40g
遠投
日中
おすすめルアー
ジャクソン 飛び過ぎダニエル、DUO ビーチウォーカー フリッパー など
ワーム
食わせの最終兵器
4〜5インチのシャッドテール。低活性時やスレた魚に効果抜群。
4〜5インチ
低活性
食わせ
おすすめルアー
エコギア パワーシャッド、DUO ビーチウォーカー ハウル など
ジグヘッド＋ワーム
汎用性抜群
14〜28gのジグヘッドにワームをセット。ボトム攻略の定番。
14〜28g
ボトム
汎用
おすすめルアー
DUO ビーチウォーカー ハウル、オーナー 静ヘッド など
ルアーローテーションのコツ
- 朝マズメ：まずはミノーで広範囲をサーチ。反応なければメタルジグへ
- 日中：メタルジグで遠投→ワームでスローに誘う
- 夕マズメ：再びミノーで勝負。シルエットが出やすい時間帯
- カラー：晴天はナチュラル系、曇天・濁りはゴールド・チャート系
🎯 攻略テクニック
ヒラメを釣るための実践テクニック
離岸流を探す
サーフ攻略の最重要ポイント。波が沖に払い出す場所にベイトとヒラメが集まる。偏光グラスで波の変化を観察。
底を取る
ヒラメは底にいる。キャスト後、必ず底を取ってからリトリーブ開始。底から50cm〜1mをキープ。
スローリトリーブ
ヒラメは追いかけ回さない。ゆっくり巻いて目の前を通す。ハンドル1回転2〜3秒が目安。
ストップ＆ゴー
巻いて止める、を繰り返す。止めた瞬間にバイトが集中。リアクションバイトを誘発。
リフト＆フォール
ロッドを上げてルアーを浮かせ、落とす。フォール中にバイトが多い。メタルジグで特に有効。
扇状にキャスト
同じ場所に投げ続けない。左→正面→右と扇状に探る。ヒラメの居場所を特定する。
⚠️ サーフの安全対策
- ライフジャケット必須：波打ち際は予想以上に危険。離岸流に流されたら命に関わる
- 波に背を向けない：大波は不意に来る。常に海を見ながら釣りをする
- ウェーダーの注意：転倒すると浮力で起き上がれないことも。ベルトを締める
- 単独釣行は避ける：できれば複数人で。万が一の事故に備える
🎣 タックル＆装備
サーフヒラメ専用タックルで攻略
ロッド
推奨スペック
サーフロッド9〜11ft、Mパワー。ロングキャストと操作性を両立。
9〜11ft
M〜MH
ロングキャスト
選び方のポイント
遠投性能重視。40g以上のルアーを快適にキャストできるパワーが必要。
おすすめ商品を見るリール
推奨スペック
スピニングリール4000〜5000番。ハイギアでラインの回収が速いものがベスト。
4000〜5000番
HG/XG
PE1.5号200m
選び方のポイント
防水性能が高いものを選ぶ。サーフは波被りが多いため耐久性重視。
おすすめ商品を見るライン
推奨スペック
メインラインはPE1〜1.5号、リーダーはフロロカーボン6〜8号（1〜1.5m）。
PE1〜1.5号
フロロ6〜8号
高視認性
選び方のポイント
サーフではラインの視認性が重要。カラーラインがおすすめ。
おすすめ商品を見るライフジャケット(必須)
推奨スペック
膨張式（自動・手動）またはフローティングベスト。桜マーク付き推奨。
膨張式
腰巻き
桜マーク
選び方のポイント
波打ち際は危険。必ず着用すること。動きやすい腰巻きタイプが人気。
おすすめ商品を見る必須小物
持参すべきアイテム
フィッシュグリップ、プライヤー、偏光グラス、タモ網（5m以上）、ストリンガー。
フィッシュグリップ
偏光グラス
タモ5m+
選び方のポイント
偏光グラスは離岸流を見つけるために必須。タモは長めを選ぶこと。
おすすめ商品を見るウェア・小物
推奨アイテム
ウェーダー、防寒着、レインウェア、帽子、偏光グラス、グローブ。
ウェーダー
レイン
グローブ
選び方のポイント
サーフは波被り必至。チェストハイウェーダー推奨。秋冬は防寒重視。
おすすめ商品を見るその他
あると便利
クーラーボックス、飲み物、軽食、タオル多め、サンダル（帰り用）。
クーラー
飲食
タオル
選び方のポイント
座布団サイズ（60cm+）が入るクーラーを用意。水分補給をこまめに。
おすすめ商品を見るサーフタックルのポイント
- 遠投重視：サーフは飛距離が釣果に直結。ロングロッド＋大型リールで100m超を狙う
- ライフジャケット必須：波打ち際は予想以上に危険。必ず着用すること
- 偏光グラス：離岸流や地形変化を見つけるために必須アイテム
- 防水対策：波被りは避けられない。スマホや貴重品は防水ケースに
❓ よくある質問
ヒラメ釣りの疑問を解決
Q. 千葉県でヒラメ釣りのベストシーズンはいつですか？
A. 秋から冬（10月〜2月）がベストシーズンです。特に11月〜1月は座布団ヒラメ（60cm以上）が狙える最盛期。水温低下と共に大型が接岸します。
Q. 九十九里サーフでヒラメは釣れますか？
A. はい、九十九里はサーフヒラメの聖地として全国的に有名です。片貝新堤、一宮海岸、白里海岸などが人気ポイント。秋から冬にかけて好釣果が期待できます。
Q. 初心者でもヒラメは釣れますか？
A. はい、船釣りなら船長のサポートで初心者でも十分釣果が期待できます。サーフは少し経験が必要ですが、基本的なキャスティングとルアー操作ができれば挑戦可能です。
Q. サーフルアーに適したルアーは？
A. ミノー（12〜14cm）、メタルジグ（28〜40g）、ワーム（4〜5インチ）が基本です。状況に応じて使い分けが重要。朝マズメはミノー、日中はメタルジグやワームが効果的です。
Q. 座布団ヒラメとは何ですか？
A. 60cm以上の大型ヒラメのことを座布団ヒラメと呼びます。千葉では秋から冬にかけて70cm〜80cmクラスの座布団ヒラメが狙えます。特に外房と銚子エリアで実績が高いです。