❄️ 冬シーバス完全攻略ガイド
12〜2月の産卵期は最難関シーズン。温排水エリアと居残り個体を狙う戦略的アプローチで、冬でも釣果を出す方法を徹底解説します。
❄️ 冬シーバスの特徴
産卵期(12〜2月)の特性を理解する
個体数激減
産卵のため沖に出る個体が多く、湾内の個体数は秋の1/10以下に。1日粘って1本釣れれば上出来という厳しいシーズンです。
低水温で活性低下
水温10℃以下になると活性が著しく低下。通常の半分以下のスピードでスローリトリーブが必須になります。
居残り個体を狙う
産卵に参加しない小〜中型(40〜60cm)が湾内に残ります。ランカーは期待薄ですが、数は出せる可能性も。
温排水が最重要
発電所・工場の温排水エリアに個体が集中。周辺より水温が2〜5℃高く、冬の最優先ポイントです。
デイゲーム推奨
冬は夜間の活性が極端に低い。正午〜14時の気温が上がる時間帯がベスト。日中に絞って釣行しましょう。
潮変わりが勝負
活性が低い冬は、潮が動くタイミングが重要。上げ潮・下げ潮に変わる前後30分が最大のチャンスです。
冬シーバス攻略の鉄則
「温排水エリア × デイゲーム × 潮変わり × スローリトリーブ」この4つを徹底すれば、冬でも釣果は出せます。焦らず粘り強く、戦略的にアプローチしましょう。
🎒 冬シーバスのタックル
低活性対応のセッティング
ロッド
- 長さ:9〜10ft
- 硬さ:ML〜M
- 感度:高感度タイプ
- 特徴:繊細なバイトを拾える
リール
- 番手:3000〜4000番
- ギア比:ノーマル推奨
- ドラグ:スムーズなもの
- 特徴:スロー巻きに対応
ライン
- PE:0.8〜1.2号
- リーダー:16〜20lb
- 長さ:1〜1.5m
- 特徴:細めで感度重視
防寒装備
- 防寒着:3層構造
- グローブ:指出しタイプ
- カイロ:腰・背中に
- 保温ボトル:温かい飲み物
冬タックルのポイント
冬は繊細なバイトが多いため、感度重視のセッティングが重要。ラインは細め、ロッドは高感度タイプを選びましょう。また、防寒対策は釣果以上に重要。体が冷えると集中力が落ち、釣りになりません。
🐟 冬シーバスのルアーセレクト
低活性に対応したルアー選び
シンキングミノー・シンペン
冬の定番。ゆっくり沈むルアーでボトム付近を丁寧に攻める。
アムズデザイン サスケ ジャクソン にょろにょろ DUO タイドミノースリムカラー
ナチュラル系(イワシ・ボラ)、クリア系。
鉄板バイブ・樹脂バイブ
ボトム攻略の定番。リフト&フォールでリアクションバイトを誘う。
コアマン IP-26 ダイワ モアザン リアルスティール レンジバイブ 70ESカラー
グリーンゴールド、レッドゴールド、シルバー。
ジグヘッド+ワーム
最も食わせ能力が高い。低活性時の最終兵器。
コアマン VJ-16 エコギア パワーシャッド R-32カラー
クリア系、パール系、チャート。
80〜100mmクラス
冬はベイトが小さいため、ルアーも小型にマッチザベイト。
シマノ サイレントアサシン80S メガバス X-80SW アイマ コモモ85カラー
イワシ、ボラ、クリア系。
冬ルアーセレクトのコツ
- スロー徹底:通常の半分以下のスピード。これでもかというほどゆっくり巻く
- ボトム重視:表層より中層〜ボトム付近を丁寧に探る
- 小型優先:冬はベイトが小さい。80〜100mmクラスが有効
- ワーム投入:どうしても反応がない時はワームを試す
🎯 冬シーバスの釣り方
戦略的アプローチで攻略
温排水を最優先
発電所や工場からの温排水が流れ込むエリアを最優先で狙います。水温が2〜5℃高く、シーバスが集まる冬の一級ポイントです。
日中の暖かい時間帯
正午〜14時頃の気温が上がる時間帯が最適。朝夕マズメより日中のほうが活性が上がります。デイゲームに絞りましょう。
超スローリトリーブ
通常の半分以下のスピードで。ハンドル1回転3秒くらいのイメージ。焦らずゆっくり巻くことが最大のコツです。
ストラクチャー攻め
杭・岸壁・テトラなど、変化のある場所を丁寧に。居着き個体はストラクチャーに付いていることが多いです。
粘り強く
最低3〜4時間は粘りましょう。冬は回遊が少なく、たまたま通りかかった個体を拾う釣り。長時間粘るほど確率UP。
潮変わりに集中
上げ→下げ、下げ→上げに変わる前後30分が最大のチャンス。この時間帯は集中して投げ続けましょう。
⚠️ 冬の安全対策(最重要)
インナー・フリース・アウターの3層構造。風を通さないアウターが最重要。カイロを腰・背中に貼り、温かい飲み物を持参しましょう。
冬の水は致命的。落水したら数分で動けなくなります。必ずライフジャケットを着用してください。
朝は護岸が凍結していることも。スパイク付きシューズ推奨。足元に十分注意してください。
震えが止まらない、手が動かない場合は即座に撤退。体調最優先です。寒すぎたら撤退する勇気も大切。