🏖️ 千葉県サーフ釣り完全ガイド

日本最大級のサーフフィールド・九十九里浜を徹底攻略!
キス・ヒラメ・マゴチ・青物、人気ポイント15選と月別攻略法を完全解説。

🐟 キス・ヒラメ・マゴチ 👨‍👩‍👧 初心者〜ベテラン 🌊 66kmの砂浜 🎣 投げ釣り・ルアー
66km九十九里浜の全長
15人気ポイント
10種ターゲット魚種

🏖️ サーフ釣りとは

サーフ釣りとは、砂浜(サーフ)から海に向かって投げ釣りやルアー釣りを行う釣りスタイルです。千葉県には日本最大級のサーフフィールド「九十九里浜」があり、全長66kmにわたって広大な砂浜が続きます。

🌊 圧倒的な開放感

広大な砂浜で、周囲を気にせず思い切り竿を振ることができます。朝日を浴びながらの釣りは格別。

🐟 大物が狙える

座布団サイズ(60cm超)のヒラメ、50cm超のマゴチ、青物など大物が岸から狙えます。

👨‍👩‍👧 初心者にも安心

足場が平坦で安全性が高く、投げ釣りでキスを狙うなら20〜30m投げられれば十分。

💰 無料で楽しめる

入場料不要のポイントがほとんど。駐車場も無料〜500円程度と安価です。

🎣 多彩な釣り方

投げ釣り、ルアー釣り、ショアジギングなど釣り方が多彩で1年中楽しめます。

🏃 移動しながら攻める

広い砂浜を歩きながらポイントを探れます。離岸流を見つけて移動するスタイルが楽しい。

🐟 魚種別攻略ガイド

千葉のサーフで狙える主要ターゲット4種を、画像付きで詳しく解説します。

🐟 初心者◎
キス(シロギス)
サーフ釣りの王道ターゲット
5〜10月
シーズン
15〜25cm
サイズ
投げ釣り
釣り方

🎣 タックル・仕掛け

  • 投げ竿 3.6〜4.2m + 投げリール
  • 天秤仕掛け + キス針5〜7号
  • 餌: 青イソメ、ジャリメ

💡 攻略ポイント

  • 朝マズメ〜午前中が好時合い
  • 底を引いてくる「引き釣り」が基本
  • 1匹釣れたら同じ場所を集中攻撃
  • 7〜8月は「束釣り」も可能

🍽️ 食べ方

天ぷらが絶品!刺身、塩焼き、南蛮漬けも◎

🐠 大物狙い
ヒラメ
サーフの王様・座布団を狙え
10〜3月
シーズン
40〜70cm
サイズ
ルアー
釣り方

🎣 タックル・ルアー

  • サーフロッド 9〜11ft + 4000番リール
  • PE0.8〜1.5号 + リーダー20lb
  • ミノー、ワーム、メタルジグ

💡 攻略ポイント

  • 離岸流の両サイド「ヨレ」を狙う
  • 底から50cm以内をスローに引く
  • 「ヒラメ40」食い込ませてから合わせ
  • 11〜1月が最盛期、座布団チャンス

🍽️ 食べ方

刺身・薄造りが最高。縁側は絶品!

🦎 夏の主役
マゴチ
夏のフラットフィッシュ代表
6〜10月
シーズン
40〜60cm
サイズ
ルアー
釣り方

🎣 タックル・ルアー

  • ヒラメタックルと共用OK
  • ワーム(ジグヘッドリグ)が特に有効
  • ナチュラルカラーが◎

💡 攻略ポイント

  • ヒラメより浅場を好む
  • 日中でも活性が高い
  • 底をズル引きするイメージ
  • 引きが強烈で楽しいファイト

🍽️ 食べ方

「夏のフグ」と呼ばれる高級魚。刺身絶品!

🐟 回遊狙い
青物(ワラサ・イナダ)
回遊を狙う興奮のターゲット
7〜11月
シーズン
40〜70cm
サイズ
ジギング
釣り方

🎣 タックル・ルアー

  • ショアジギロッド 9〜10ft
  • 5000番リール + PE1.5〜2号
  • メタルジグ 30〜60g

💡 攻略ポイント

  • ナブラ(鳥山)を探すのが最重要
  • 回遊待ちなので根気が必要
  • 一宮〜太東エリアが実績高い
  • ドラグ設定と取り込みがカギ

🍽️ 食べ方

刺身、照り焼き、塩焼き。血抜き必須!

その他のターゲット

魚種シーズン釣り方サイズ特徴
イシモチ4〜11月投げ釣り20〜35cmキスの外道。夜釣りも◎
カレイ12〜3月投げ釣り25〜40cm冬のターゲット。遠投有利
シーバス周年ルアー40〜80cm河口周辺で狙える
メゴチ5〜10月投げ釣り15〜25cm天ぷらにすると美味

📅 サーフ釣り月別カレンダー

キスヒラメマゴチ青物カレイおすすめ度
1月×××★★★☆☆
2月×××★★☆☆☆
3月×××★★☆☆☆
4月×××★★☆☆☆
5月×××★★★☆☆
6月××★★★★☆
7月××★★★★★
8月××★★★★☆
9月×★★★★★
10月×★★★★★
11月××★★★★☆
12月×××★★★★☆
🌸 春(3〜5月)

狙い: キス開幕、マゴチ開幕

水温上昇とともに活性UP。4月後半からキスが釣れ始める。

☀️ 夏(6〜8月)

狙い: キス最盛期、マゴチ、青物

サーフ釣り最盛期!キス束釣りのチャンス。熱中症対策必須。

🍂 秋(9〜11月)

狙い: ヒラメ、青物最盛期

年間ベストシーズン!ヒラメ開幕で大物チャンス。

❄️ 冬(12〜2月)

狙い: ヒラメ最盛期、カレイ

座布団ヒラメの好機!寒さ対策をしっかりと。

📍 千葉サーフポイント15選

九十九里浜を中心に、千葉県内のサーフポイント15箇所を画像付きで詳しく紹介。駐車場、トイレ、狙い目ターゲットまで完全網羅。

🌊
北部エリア(旭市〜匝瑳市)
ヒラメの聖地・飯岡を擁するエリア
🏆
飯岡海岸ヒラメNo.1

サーフヒラメの聖地。座布団クラスの実績多数で、全国からルアーマンが集結する超一級ポイント。離岸流が発生しやすくベイトも豊富。

住所旭市飯岡
駐車場無料(50台)
トイレあり
コンビニ車5分
ヒラメ◎マゴチ◎青物○
🎣
矢指ヶ浦海岸穴場

飯岡の北側に位置する穴場ポイント。比較的空いていてゆっくり釣りを楽しめる。ヒラメ・マゴチの実績あり。

住所旭市矢指
駐車場無料(20台)
トイレなし
混雑度低い
ヒラメ○マゴチ○空いてる
🌅
堀川浜中級者向け

匝瑳市のサーフポイント。離岸流が発生しやすいポイントが点在。秋〜冬のヒラメシーズンに特に実績が高い。

住所匝瑳市堀川
駐車場無料(30台)
トイレあり
足場やや歩く
ヒラメ○キス○離岸流多い
🏖️
中部エリア(九十九里町〜大網白里市)
初心者〜ファミリーにおすすめの設備充実エリア
片貝海岸総合No.1

九十九里を代表するメジャーポイント。駐車場・トイレ・売店など設備が充実。キス釣りからルアーまで何でも狙える万能ポイント。

住所九十九里町片貝
駐車場有料500円
トイレあり
売店釣具あり
キス◎ヒラメ○初心者◎ファミリー◎
☀️
白里海岸キスNo.1

キス釣りの名所として名高いポイント。アクセスも良好で、千葉東金道路からすぐ。夏は海水浴客が多いので早朝推奨。

住所大網白里市白里
駐車場有料500円
トイレあり
アクセス東金IC20分
キス◎イシモチ○アクセス良好
🐟
本須賀海岸穴場

片貝と白里の間に位置する比較的空いているポイント。キス・ヒラメともに実績あり。海の家の営業期間外が狙い目。

住所山武市本須賀
駐車場無料(40台)
トイレ夏季のみ
混雑度低〜中
キス○ヒラメ○空いてる
🌊
中里海岸地元人気

地元アングラーに人気のポイント。片貝や白里ほど混雑せず、じっくり釣りを楽しめる。カケアガリにキスが付きやすい。

住所九十九里町中里
駐車場無料(20台)
トイレなし
混雑度低い
キス○地元人気
🎣
作田海岸穴場

片貝の北側に位置する穴場。投げ釣りでキス、ルアーでヒラメ・マゴチが狙える。静かに釣りを楽しみたい方向け。

住所九十九里町作田
駐車場無料(15台)
トイレなし
混雑度低い
キス○ヒラメ○穴場
🐢
真亀海岸投げ釣り

投げ釣りポイントとして知られる。カケアガリにキスが付いていることが多い。ベテラン投げ釣り師に人気。

住所九十九里町真亀
駐車場無料(20台)
トイレなし
特徴投げ釣り向き
キス○イシモチ○投げ釣り
🏄
南部エリア(一宮町〜いすみ市)
青物・ヒラメの好ポイントが集中
🏄
一宮海岸青物◎

東京オリンピックサーフィン会場。青物の回遊が多く、ショアジギングの名所。サーファーが多いので注意が必要。

住所一宮町一宮
駐車場有料500円
トイレあり
注意サーファー多
青物◎ヒラメ○早朝狙い
🌅
太東海岸景観◎

太東崎灯台を望む美しいサーフポイント。ヒラメ・青物ともに実績あり。景観が良く、釣り以外でも楽しめる。

住所いすみ市岬町
駐車場無料
トイレあり
景観
ヒラメ○青物○景色◎
🐟
東浪見海岸実力派

一宮と太東の間に位置する実力派ポイント。離岸流が発生しやすく、ヒラメ・マゴチの実績が高い。地元アングラーに人気。

住所一宮町東浪見
駐車場無料(30台)
トイレなし
難易度中級者向け
ヒラメ◎マゴチ○離岸流多い
🌊
志田下海岸五輪会場

オリンピックサーフィン会場となった有名ビーチ。サーファーが多いが、早朝は釣りも可能。青物の回遊実績あり。

住所一宮町東浪見
駐車場有料500円
トイレあり
時間帯早朝のみ
青物○ヒラメ○サーファー注意
🏝️
長者ヶ崎海岸穴場

いすみ市の静かなサーフポイント。混雑が少なく、ゆっくり釣りを楽しめる。ヒラメ・マゴチの好ポイント。

住所いすみ市岬町
駐車場無料(15台)
トイレなし
混雑度低い
ヒラメ○マゴチ○穴場
🏖️
御宿海岸リゾート

月の沙漠で有名なリゾートビーチ。夏は海水浴客で賑わうが、オフシーズンはキス・ヒラメ釣りが楽しめる。

住所御宿町須賀
駐車場有料500円
トイレあり
設備充実
キス○ヒラメ○設備充実

🌊 離岸流攻略ガイド

サーフ釣りで最も重要なのが「離岸流(リップカレント)」を見つけること。離岸流周辺はベイトが集まり、ヒラメ・マゴチ・青物が待ち構える一級ポイントになります。

📊 離岸流の仕組み図解
(画像を配置)

離岸流は岸から沖に向かって流れる海流。両サイドの「ヨレ」と沖側の「カケアガリ」が狙い目。

🔍 離岸流の見つけ方 6つのポイント

🌀

色の違い

周囲より濁っている、または深くて暗く見える場所。砂が巻き上げられて白っぽくなることも。

〰️

波の違い

周囲で波が立っているのに、その場所だけ波が弱い・割れていない。沖に向かって水が流れている証拠。

🌿

漂流物

流木、藻、ゴミなどが溜まっている・流れている場所。離岸流に乗って沖に出ようとしている。

📐

地形変化

砂浜が凹んでいる場所、水が深くなっている場所。満潮時に水が溜まり、引き潮時に流れ出す。

🕶️

偏光サングラス

水面のギラつきを抑え、水中の変化が見やすくなる。サーフ釣りの必需品。

🌅

時間帯を選ぶ

朝マズメの斜光線がベスト。太陽を背にして海を観察すると変化が見つけやすい。

🎯 離岸流の攻め方 4ステップ

1

両サイドの「ヨレ」を狙う

離岸流の中心よりも、両サイドの流れが変化する「ヨレ」にヒラメ・マゴチが潜んでいる。流れの変化点が一番の狙い目。

2

沖側のカケアガリを攻める

離岸流の沖側には砂が溜まってカケアガリ(浅くなる場所)ができやすい。ここにヒラメが付くことが多い。

3

流れを利用してドリフト

離岸流に逆らわず、流れを利用してルアーを自然に漂わせる。ドリフトさせながら底をトレースする。

4

粘りすぎない・移動する

10〜15投で反応がなければ移動。広い砂浜では、良い離岸流を探して歩くことが釣果につながる。

⚠️ 離岸流の危険性

  • 絶対に泳いで入らない - 離岸流に巻き込まれると沖に流されます
  • ウェーディングは膝下まで - 深入りは厳禁
  • 波に背を向けない - 常に海を見て、大波に備える
  • ライフジャケット推奨 - 万が一のために着用を

🎣 サーフ釣り釣り方詳細

投げ釣り・ルアー釣り・ショアジギングの3つの釣り方を詳しく解説。タックル構成、仕掛け、テクニックまで完全網羅。

🎯 投げ釣り(キス・カレイ・イシモチ)

  • ロッド: 投げ竿 3.6〜4.2m(20〜30号負荷)
  • リール: 投げ専用リール or スピニング4000番
  • ライン: ナイロン3〜5号 or PE1〜2号+力糸
  • 天秤: ジェット天秤 or L型天秤
  • オモリ: 20〜30号(砂浜の状態で調整)
  • 仕掛け: キス仕掛け(針5〜7号、2〜3本針)
  • 餌: 青イソメ、ジャリメ、チロリ

💡 コツ: 投げたらラインを張り、竿先でアタリを取る。キスは底を引いてくる「引き釣り」が基本。1〜2分おきに少しずつリールを巻いて探る。

🐠 ルアー釣り(ヒラメ・マゴチ)

  • ロッド: サーフロッド 9〜11ft(M〜MHクラス)
  • リール: スピニング3000〜4000番(ハイギア推奨)
  • ライン: PE0.8〜1.5号(200m以上)
  • リーダー: フロロカーボン16〜25lb(1.5m程度)
  • ルアー①: ミノー 9〜14cm(フローティング・シンキング)
  • ルアー②: ワーム+ジグヘッド(14〜28g)
  • ルアー③: メタルジグ 20〜40g

💡 コツ: 底を意識してゆっくり巻く。ストップ&ゴー、リフト&フォールが有効。アタリがあってもすぐに合わせず、ロッドに重みが乗るまで待つ(ヒラメ40)。

🌊 ショアジギング(青物)

  • ロッド: ショアジギングロッド 9〜10ft(40〜60g対応)
  • リール: スピニング4000〜5000番(ハイギア)
  • ライン: PE1.5〜2号(300m推奨)
  • リーダー: フロロカーボン30〜40lb(2m程度)
  • ルアー: メタルジグ 30〜60g
  • カラー: シルバー、ブルピン、グリーンゴールド
  • フック: アシストフック+トリプルフック

💡 コツ: フルキャストして着底、ワンピッチジャークで誘い上げる。ナブラが出たら即キャスト。青物は回遊待ちなので、根気強く投げ続けることが大事。

📐 仕掛け図解

投げ釣り仕掛け図

天秤仕掛け(キス釣り)

ルアーリグ図

ジグヘッドリグ(ヒラメ・マゴチ)

メタルジグ図

メタルジグ(青物)

🎣 サーフ釣りおすすめタックル

実績のある人気アイテムを厳選!

🎣
ロッド

シマノ ネッサBB S1002M

サーフルアー入門の定番。遠投性と操作性のバランス◎

¥15,000〜20,000

🎣
リール

ダイワ フリームス LT4000-CXH

軽量・高剛性のコスパ最強リール

¥12,000〜16,000

🎣
ルアー

DUO ビーチウォーカー ハウル

サーフヒラメの超定番ルアー

¥1,200〜1,500

🎣
ライン

よつあみ X-Braid X8

遠投性能抜群の8本撚りPEライン

¥2,500〜3,500

🎒 サーフ釣りの装備完全ガイド

👕 服装・ウェア

  • 帽子: 熱中症・日焼け対策に必須。つば広タイプ推奨
  • 偏光サングラス: 離岸流発見の必需品。水面のギラつきをカット
  • 日焼け止め: SPF50+推奨。首・耳の裏も忘れずに
  • 速乾性Tシャツ: 汗をかいても快適。UVカット機能付きが◎
  • ウェーダー: 本格的なサーフ釣りには必須。ヒップ〜チェスト
  • 防寒着: 冬・早朝は必須。ウインドブレーカーも有効

📦 便利グッズ

  • 竿立て(三脚): 投げ釣りの必需品。砂浜用のスパイク付きが◎
  • クーラーボックス: 20〜30L程度。キャリー付きが便利
  • タックルバッグ: ルアー・小物を収納。防水タイプ推奨
  • フィッシュグリップ: 大物対応。ヒラメ・マゴチに必須
  • プライヤー: 針外し・ルアー交換に
  • タオル: 複数枚。首に巻いて日焼け対策にも

💰 初期費用の目安

  • 投げ釣りセット: ¥12,500〜24,000
  • ルアー釣りセット: ¥33,000〜65,000
  • 共通装備: ¥19,000〜56,000
  • 投げ釣り入門合計: 約2〜3万円
  • ルアー入門合計: 約5〜7万円

💡 サーフ釣り実践テクニック

🐠 ヒラメ攻略 5つのコツ

1

底を意識したリトリーブ

ヒラメは底に潜んでいる。ルアーが底から50cm以内を通るようにスローに巻く。時々ボトムをコンタクトさせてレンジを確認。

2

「ヒラメ40」を忘れない

アタリがあっても即合わせはNG。ヒラメは餌を咥えてから約40秒かけて飲み込む。ロッドに重みが乗ってからしっかりフッキング。

3

ストップ&ゴーを駆使

巻いて止めて、巻いて止めて。止めた瞬間のフォールでバイトが出ることが多い。特にワームで効果的。

4

カラーローテーション

朝マズメはピンク・チャート系、日中はナチュラル系、濁りが入ったらゴールド系。状況に合わせてチェンジ。

5

ランディングは慎重に

波打ち際まで寄せたら、波の力を利用してズリ上げる。無理に抜き上げようとすると口切れでバラすリスクあり。

⏰ 時間帯別攻略

  • 朝マズメ(4:00〜7:00): ゴールデンタイム!活性が高く、広範囲をミノーでサーチ。離岸流を見つけたら重点的に。
  • 午前中(7:00〜10:00): まだチャンスあり。日が昇ってきたらワームにチェンジ、スローダウン。
  • 日中(10:00〜15:00): 厳しい時間帯。離岸流のピンポイントを丁寧に攻める。休憩も兼ねて。
  • 夕マズメ(15:00〜18:00): 再びチャンスタイム。朝ほどではないが活性上昇。青物狙いにも◎

🌊 潮汐の影響

  • 上げ潮: 岸に向かって水が動く。魚も岸寄りに入ってくる好タイミング。
  • 満潮前後: 水深があり、ルアーが通しやすい。ヒラメの活性も上がりやすい。
  • 下げ潮: 離岸流が強まる。ベイトが沖に流されるタイミングでフィーディング発生。
  • 大潮: 潮の動きが大きく、釣果が期待できる。特に上げ潮が◎

📝 サーフ釣り実釣レポート

実際の釣行をシミュレーション。時間の流れに沿って、ポイント到着から釣果を得るまでの流れを追体験してください。

🌅 飯岡海岸の朝焼け(画像を配置)
🏖️
九十九里・飯岡海岸 ヒラメ狙い釣行
11月中旬 / 中潮・上げ潮狙い / 天候:晴れ / 波:0.5〜1m
4:30 - 現地到着・準備

まだ暗い中、飯岡海岸の駐車場に到着。先行者は5〜6名ほど。タックル準備をしながら夜明けを待つ。ウェーダーを履き、ライフジャケットを装着。ルアーはミノー(ピンク系)からスタート予定。

5:00 - 朝マズメ開始

東の空が白み始める。偏光サングラスをかけて海を観察。左手方向に離岸流発見。周囲より少し濁っていて、波が弱くなっている場所。他のアングラーより少し離れた位置にエントリー。フルキャストして底を取り、スローリトリーブ開始。

📸 離岸流を発見した様子
5:30 - ファーストバイト!

ミノーをストップ&ゴーで引いていると、「ゴン!」という明確なバイト。すぐに合わせず、ロッドを下げて食い込ませる。3秒後にしっかりフッキング!重量感のあるファイト、ヒラメ確定!ドラグが鳴る。

5:35 - ランディング成功!

波を利用して慎重にズリ上げ。45cmのヒラメをキャッチ!朝日を浴びながらの1匹は格別。写真撮影後、すぐにクーラーボックスへ。血抜きも忘れずに。幸先の良いスタート!

📸 45cmヒラメの写真
6:00 - 追加を狙う

同じ離岸流を丁寧に攻める。ルアーをワーム(ナチュラルカラー)にチェンジ。底をネチネチ攻めるも反応なし。離岸流の両サイドを重点的に攻めるが、アタリは遠い。

7:00 - ポイント移動

粘っても反応がないので、200m南へ移動。歩きながら海を観察すると、新たな離岸流を発見。今度は漂流物が溜まっているのが目印。

7:30 - 2匹目キャッチ!

移動先の離岸流でワームをリフト&フォール。フォール中に「コツン」という小さなアタリ。今度もすぐに合わせず待つ。ロッドが絞り込まれたところでしっかりフッキング。52cmの良型ヒラメ!本日2匹目。

📸 52cm良型ヒラメの写真
9:00 - 納竿

日が高くなり反応が渋くなる。2匹の釣果に大満足で納竿。帰りにコンビニで朝食を買い、充実した釣行を振り返る。本日の釣果:ヒラメ2匹(45cm、52cm)

🎁 これから始める方へ!サーフ釣り入門セット

初めてのサーフ釣りに必要なアイテムをまとめてチェック

🎣
入門セット

プロマリン サーフロッドセット

ロッド・リール・仕掛けがセット。すぐ始められる

¥8,000〜12,000

🧊
クーラー

シマノ フィクセル ライト 220

22L容量でサーフ釣りに最適サイズ

¥10,000〜15,000

🕶️
偏光グラス

シマノ フローティングフィッシンググラス

離岸流が見やすい。落としても浮く

¥5,000〜8,000

🔱
竿立て

ダイワ サーフスタンド750

砂浜でも安定。高さ調節可能

¥3,000〜5,000

⚠️ 安全対策とマナー

サーフ釣りを安全に、そして周囲に迷惑をかけずに楽しむために、守るべきルールとマナーを確認しましょう。

⚠️ 安全に関する注意事項

  • 高波・荒天時は絶対に釣りをしない - 波高1.5m以上は危険。天気予報を必ずチェック
  • 離岸流に巻き込まれたら横に泳ぐ - 沖に向かう流れには逆らわず、横方向に逃げる
  • ウェーディングは膝下まで - 深入りは禁物。波に足をすくわれる危険あり
  • 常に海を見ておく - 背を向けていると大波に気づかない
  • 雷注意 - 砂浜は落雷を受けやすい。雷鳴が聞こえたら即撤退
  • 熱中症対策 - 夏は特に注意。帽子・水分補給・日焼け止め
  • 単独釣行は避ける - 万が一の時に助けを呼べない

🚗 駐車マナー

  • 指定の駐車場を利用 - 路上駐車は迷惑行為・違法
  • 駐車料金は支払う - 無断駐車は厳禁
  • 早朝でも静かに - エンジン音、話し声に注意
  • ゴミは持ち帰る - 車内で食べたゴミも含め

🎣 釣りマナー

  • 先行者との距離を保つ - 最低30m以上離れる
  • キャスト時は周囲を確認 - ルアーの飛来事故防止
  • サーファーとの共存 - 夏場は特に注意、朝早くに釣りを
  • 大声で騒がない - 他の釣り人への配慮

🌍 環境マナー

  • ゴミは必ず持ち帰る - ライン、仕掛けのゴミも
  • 釣れなかった餌も持ち帰る - 放置は環境汚染
  • 小型魚はリリース - ソゲ(35cm未満のヒラメ)は逃がす
  • 必要以上に持ち帰らない - 食べる分だけ

🚗 アクセス情報

九十九里浜へのアクセス方法を、主要エリア別にまとめました。

🚙 車でのアクセス(東京方面から)

  • 京葉道路 → 千葉東金道路 - 東金IC下車
  • 東金IC → 片貝: 約15分
  • 東金IC → 白里: 約20分
  • 東金IC → 飯岡: 約50分(銚子連絡道経由)
  • 東金IC → 一宮: 約30分
  • 所要時間(都心から): 約1.5〜2時間

🚃 電車でのアクセス

  • JR外房線: 大網駅 → タクシー約20分(白里)
  • JR外房線: 上総一ノ宮駅 → タクシー約10分(一宮)
  • JR総武本線: 旭駅 → タクシー約15分(飯岡)
  • ※電車でのアクセスは不便。レンタカー推奨
  • ※タックル持参だとタクシー必須

⏰ 出発時間の目安

  • 朝マズメ狙い: 午前2:30〜3:00出発
  • 日の出1時間前到着が理想
  • 渋滞注意: 土日は早め出発を
  • 帰りの渋滞: 14時以降は混む可能性
  • 夜釣りの場合: 前日夕方〜夜到着

❓ よくある質問(FAQ)

はい、釣れます!特に投げ釣りでキスを狙うのがおすすめです。遠投できなくても波打ち際から20〜30m投げられれば十分。7〜8月のキスシーズンなら、初心者でも数釣りが楽しめます。ルアー釣りはヒラメ・マゴチを狙うので少し難易度が上がりますが、離岸流さえ見つけられればチャンスはあります。まずは投げ釣りから始めて、慣れてきたらルアーにチャレンジするのがおすすめです。
はい、釣れます。キスは波打ち際から20〜50mのポイントにいることが多く、初心者の投げ釣りでも十分届きます。ヒラメ・マゴチも離岸流周辺の岸近くで釣れることがあります。もちろん遠投できれば有利ですが、それよりもポイント選び(離岸流を見つける)とタイミング(朝マズメ)が重要です。飛距離が出なくても、丁寧に底を攻めれば釣果は期待できます。
離岸流を見つけるのは慣れが必要です。コツは①偏光サングラスを使う、②朝マズメの斜光線を利用する、③周囲より濁っている・波が弱い場所を探す、④漂流物が溜まっている場所を探す、です。どうしても見つからない場合は、海に入らずに浜を歩いて地形の変化(凹み、深くなっている場所)を探しましょう。また、先行者がいる場所の近く(30m以上離れて)にも離岸流がある可能性が高いです。
目的によって変わります。
初心者・ファミリー: 片貝海岸、白里海岸(設備充実)
ヒラメ狙い: 飯岡海岸(実績No.1)
キス狙い: 白里海岸、片貝海岸
青物狙い: 一宮海岸、太東海岸
空いている穴場: 矢指ヶ浦、本須賀、中里海岸
初めてなら駐車場・トイレが充実している片貝か白里がおすすめです。
投げ釣りなら1万円台から始められます。セット竿(竿・リール)で8,000〜15,000円、仕掛け・天秤で1,000〜2,000円、竿立てで2,000〜4,000円。餌代は1回500〜1,000円程度。ルアー釣りは少し高くなり、ロッド・リールで3〜5万円、ルアー・小物で1万円程度が目安。共通装備(クーラーボックス、偏光サングラスなど)を含めると、投げ釣り入門で2〜3万円、ルアー入門で5〜7万円程度が目安です。
ヒラメは「運」の要素も大きいですが、以下のポイントを意識すると釣果が上がります。
時間帯: 朝マズメに全力投球。日の出前後2時間がゴールデンタイム
離岸流: 離岸流を見つけることが最重要。両サイドの「ヨレ」を重点的に
底を意識: ルアーが底から50cm以内を通るようにスローに巻く
合わせを焦らない: 「ヒラメ40」。アタリがあっても食い込ませてからフッキング
ルアーローテーション: ミノー→ワーム→メタルジグと状況で変える
粘りと移動: 1ポイント15分で反応なければ移動
主な危険は以下の通りです。
高波・荒天: 波高1.5m以上は危険。必ず天気予報を確認
離岸流: 泳いで入ると沖に流される危険。ウェーディングは膝下まで
落雷: 砂浜は落雷を受けやすい。雷鳴が聞こえたら即撤退
熱中症: 夏は特に注意。帽子・水分補給・休憩を
エイの毒針: 浅場に潜んでいることがある。足で踏まないよう注意
基本的にルールを守れば安全に楽しめます。無理をしないことが大切です。
新鮮に持ち帰るためのポイントは以下の通りです。
血抜き: 釣ったらすぐにエラを切って血抜き。特にヒラメ・青物は必須
氷締め: クーラーボックスの氷水(海水+氷)に入れて急速冷却
直接氷に当てない: ビニール袋に入れるか新聞紙で包む
氷は多めに: 夏場は特に。帰りにコンビニで追加購入も
帰宅後すぐ処理: 鱗・内臓を取り、水気を拭いて冷蔵庫へ

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